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石川県の人口はほぼ金沢市に県全体の40％が集中しており、白山市と小松市含めると半数以上になります。薬剤師数は2,618人で、人口10万人に対する薬剤師数は全国平均の226人よりも0.5人多い226.5人と薬剤師が充実している状況といえます。

石川県内には病院97件、薬局506件、診療所878件があり、それぞれの職場で働く薬剤師数は病院勤務が545人、薬局勤務が1,341人、診療所勤務が71人。石川県で働く薬剤師2,618人のうち、20.8 ％が病院、51.2 ％が薬局に、2.7 ％が診療所となっています。薬剤師の半数が薬局に勤務しており、医療施設に勤務する薬剤師が多い傾向があります。

石川県で働く薬剤師の平均年収は全国平均の515万円よりも22.2万円低い492.8万円で全国第30位です。 派遣のみならず高収入求人は希少です。
また、石川県の病院・診療所、薬局・医療施設で働く薬剤師の平均年齢は45.6歳。全国の平均年齢45.3歳と比較すると、やや高くなっております。
平成26年時点で、石川県内の人口10万人に対する薬局数は全国平均44.65軒に対し43.07軒であり、全国平均を若干下回っています。人口10万人に対する訪問薬局数は全国平均37.64軒に対し42.11軒であり、こちらは全国平均を上回っています。
石川県の薬剤師数、薬局数ともに全国平均とほぼ同数ですが、十分とはいえません。

金沢市、白山市、小松市には大手企業や数十軒持つ地場の薬局が多く、また老舗の大手ドラッグストアの拠点にもなっています。そのため、薬剤師求人も市内のものが多く、市外のエリアや能登半島などは薬剤師が不足傾向となりがちですが、繁忙期は高時給の派遣求人が出やすく高収入希望の方にもオススメです。
患者さんとのふれあいを大切にしながら服薬指導に力を入れる薬局も多数あり、地域に根ざした調剤薬局が多いのが特徴です。

参照：「平成26年（2014年）医師・歯科医師・薬剤師調査」、「賃金構造基本統計調査」、「きまって支給する現金給与額×12ヶ月＋年間賞与その他特別給与額」、「地域医療情報システム」